辛いの苦手じゃなければ是非食べて‼ レッドチリと焙煎香辛料のカレー

西友のプライベートブランド「みなさまのお墨付き」の中でも愛用者から人気があるのがレトルトのカレーのシリーズです。

そしてこのみなさまのお墨付きブランドのレトルトカレーには大きく分けて2種類が存在します。

1食85円と低価格で提供される家庭的な味付けのカレーとマッサマンカレー やグリーンカレーなどといった専門店の味を味わうことのできる1食150円のものです。

こんな風に2種類が準備されるとどうしても思うのが、「安い方は大したことないんでしょ？」ってことです。

ところがドッコイ。安い方も結構スゴイなんです。

中でも私が驚いたのが今回紹介する「みなさまのお墨付き レッドチリと焙煎香辛料のカレー（辛口）」という商品。これがビックリするほど本格的な味なんです。

商品紹介

まずは簡単に商品紹介です。

パッケージの印象に騙されるな！　コイツは結構辛い‼

エナジードリンクの時も思ったのですが、西友さん、パッケージもう少し凝りましょうよ。パッケージから受ける印象と中身とに差があり過ぎです。

このパッケージを見たとき、「辛口」とうたっていますし、唐辛子の絵も描いてありますから、まぁ、辛口なんだろうなとは思いましたが、そうは言っても全体的にほんわかとしたイメージがありますし、チョッと辛いくらいだろうとタカをくくっていたのです。

一口食べた瞬間、ビビりましたね。

予想外に辛い‼

これ、辛口が好きな人でも油断して食べるとビックリする辛さです。あまりに予想外の辛さで驚いてしまい、一口目は味わう余裕がありませんでした。

とにかく、これからこのカレーを買う人には「パッケージの印象に騙されるな！」と言っておきたいです。

これね、西友の、特にみなさまのお墨付きブランドではよくあることなのですが、経費節減なのか、「中身で勝負だ！」的なことなのか分かりませんが、パッケージが地味だったりありきたりなものだったりと、商品のイメージを表現しきれていないものが多いのです。

まぁ、見掛け倒しとか、パッケージの印象と違って食べてみたらガッカリしたということではないので良いと言えば良いのかもしれませんが…

ある程度であれば辛いカレーも食べられるという人であれば、このカレーもそういう商品と言えるでしょう。かなり本格的な味で、良い意味でパッケージ詐欺にあった気持ちです。

とは言え、このカレーに関してはもう少し「こいつは結構辛いから気をつけろよ！」的なオーラをパッケージから出してもらわないといけません。世の中にはこのくらいの辛さからダメな人もいますから。

本格的でスパイシーなカレー

さて、そのパッケージの印象を覆した辛さについてですが、低価格路線の商品でありがちなのが、ただ単純に辛さだけを求めた商品です。

辛口のもの自体は結構好きなんですが、ただ辛いだけの食べ物って嫌いなんですよね。悪ふざけにしか思えない商品とかもあるじゃないですか。低価格帯の商品だとそういうものが多いので、「辛い」と聞くとそれを心配する人も多いのではないでしょうか。

パッと見も若干赤みがかっていて、唐辛子の辛さを想像させます。

でもご安心ください。確かに辛いには辛いですが、「辛い」と認識したうえで食べる分には辛すぎると感じることはなく、「刺激的」くらいの印象となります。特に辛口のカレーが好きな人にとっては心地よいくらいの辛さではないでしょうか。

と、いくら言っても具体的な話がないと分りずらいものですよね。
参考になるか分かりませんが、写真に写っている福神漬け。これをカレーを食べながらたまに食べるのですが、その甘じょっぱさをありがたく感じました。
そのくらいの辛さです。

辛さだけが魅力ではありません。スパイスの香りも良く、食欲を刺激します。

このシリーズの特徴ともいえるのがスパイスの香りです。
この商品の製造はエスビー食品株式会社。エスビーと言えば国産初のカレー粉の製造に成功したことでも有名です。長年スパイスにこだわってきたエスビーならではの香り高い本格的なカレーです。

また、同シリーズの他の商品同様にカレールーは野菜の旨みが溶け込んだコクのある味わいとなっており、決して辛いだけではありません。

食材は庶民的

カレールーは野菜の旨みが溶け込み、コクのある味に仕上がっていることは前述しました。

どうしても辛みやスパイスの香りが目立ちますが、ゆっくりと味わって食べれば、同シリーズの他の商品同様に野菜の旨味が感じられます。具材も煮崩れしたりせず、ゴロゴロとたくさん入っていますので食べ応えがあります。

具材はじゃがいも、人参、玉ねぎなど日本でもおなじみの家庭的なラインナップです。面白みのない食材とも言えますが、スパイスが本格的過ぎたせでしょうか、どこか安心するというか、ホッとするというか。

スパイスにこだわり本格的な味に仕上げているのに、具材はこの庶民的…
食べているうちに思ったのですが、こういうアンバランスなこだわりのカレーを作る人って結構いますよね、特に男性に。

みなさんの身近なところにもいませんか？
普段料理なんてしないのに、休日とかに急に張り切りだして、スパイスとか妙にこだわって絶品のカレーを作るのだけれど、予算の都合や本人の無頓着ぶりから具材は庶民的みたいなカレーを作る人。

そう。わかっちゃいました。このカレーの味は、

こだわりの家庭の味

もっと言うと、

たまの休日に急にこだわりの絶品カレーを作っちゃうけど、絶対に片付けはしないトウチャンの味

そんな感じ。

まとめ

辛いの苦手じゃなければ是非食べてみてもらいたいカレーです。

コイツには良い意味で裏切られた。まさにパッケージ詐欺。

まさかこんなパッケージのカレーがこんなにも本格的な辛口カレーだとは思いもしませんでした。

辛口って苦手な人も多いはずなのに92％も支持されているのが不思議だったのですが、食べてみれば納得の味でした。おススメです。